what makes you so special

ひとはみな、表現したい内なるものがあるはず
「個性大国」などと評されることもあるフランス。独自性、そして常に美というものを深い歴史として育ててきたこの国の文化はフラワーアートの世界にとどまらず、今なお熊谷珠樹のバックグラウンドとして息づいています。
フラワーアーティストとしては当然出発点であるフレンチスタイルを得意とするところですが、それにとらわれることなく独自の個性で作品制作をつづけています。
レッスンにおいても、綺麗にお花を飾るだけの「お花のお稽古」という枠を飛び越え、受講した生徒さんたち一人一人の静かなる内面・個性を引き出したい、という想いを常に持っているのも、”自分自身を徹底的に表現しなさい”と教えてくれたフランスの師匠との出会いがあったからなのでしょう。
言葉で感覚をつたえる
レッスンを受講したひとびとから一様に、”個性を尊重してくれる” ”自分に自信が持てた” ”緊張すると思ったらむしろ開放された”といった感想が聞こえてきますが、それを裏付けるように、熊谷珠樹のブログには、華麗なお花の世界のイメージとは異なる、時にユニークで気風のいい言葉が随所に飛び出します。それらは彼女自身のつぶやきのようでもあり、応援メッセージのようでもあります。
熊谷珠樹というひとを語るとき、フラワーアーティストであることと同時に、彼女の人生哲学や他者への慈しみや共感のようなものが特徴としてあるのかもしれません。
”言葉の力を大切にしている” イコール ”ひととの対話を大切にしている” ことの現れでしょう。レッスン後のおしゃべりが楽しいという評判もうなづけます。 (A)



PROFIlE
フラワーアーティスト熊谷珠樹プロフィール

20年前、電光石火のごとく単身フランスへ留学し、国際コンクールでいきなり優勝。その後TAMAKI Art Floral の前身が生まれました。
当時まだ日本国内では珍しかったプリザーブドフラワーアレンジメントの第一人者として脚光を浴びますが、それにとどまらず、アーティストとして様々な作品を手掛け、独自のスタイルを築いてきました。
現在も続いているレッスンでは、その独創性や新しさ、そしてこだわりのない自由なスタイルが初心者からプロまで多くの受講生に好評を得ています。さらには花を通じた子どもの情操教育にも尽力。
ひとつの場所にとどまることのない姿勢と豊かで温かい人柄は、花を飛び越えて多くのひとの心に火をつけ続けています。
フルオーダーで請け負うギフト用アレンジ、ウェディング用装花などは、オーダーする方、贈る相手の心や好みをリサーチしたもの。一つひとつ異なります。
(A)
Biography
- 2年のフランス留学を終え帰国後、アトリエ兼フラワースクールTAMAKI設立。
- プランタン銀座「クラブ・ド・マリアージュ」のブライダルフラワーデザイナーに就任。
- ウェスティンホテル東京において、ブライダルフラワーデザイナー契約を結ぶなど、ホテルやレストランウェディングのブライダル装花を担当する。
- 国内ではいち早くプリザーブドフラワーを取り入れ、「TAMAKIプリザーブドフラワー展」を恵比寿三越で開催。
- 後に爆発的な人気を誇るプリザーブドフラワーの普及に貢献した事により、生産国であるコロンビア大使より感謝状を授与。
- 日本橋三越におけるフランス展で、TAMAKIブランド商品を展開、数々のトーク&デモンストレーションを行う。テレビ東京「レディース4」に出演。
- フジTV「ジャスト」出演。NHKまる得マガジン「暮らしを彩るフラワーアレンジメント」に講師としてレギュラー出演。テキストも同時発売され、メディアに度々取り上げられる。
- 花の専門誌(花時間・ベストフラワーアレンジメント・その他)では数々の作品を発表し、『フローリスト』においては一年間の連載を担当。 『Marie Claire(マリ・クレール)』や『ELLE a table(エル・ア・ターブル)』などの女性誌にも掲載され、子ども向けファッション誌「キッズスタイル」にて、“TAMAKI Kid’s”を連載。
- 子どもと花のコラボイベントなど、早くから花育を意識した活動を始める。アーティスト、講師の枠を超え、エンターテイナーとしても活動を広げる。
- フラワー・エデュ協会を立ち上げ、花育活動を開始。J:COMチャンネル「粋人」に出演。